2010年9月11日土曜日

感性の変化は年をとった証拠か?

さて、先週末のお話ですが、クラフト展があるということで嫁が行きたい言うので、一緒に熊本のグランメッセに行ってきました。入場料が必要だということで、特に興味がないものに金を払う気はない私はエントランスで待つことに。入り口付近に熊本の工芸品が展示されていました。前からあるのは知っていたのですが、暇なのでゆっくり観てみると、「なんて美しいものか」。若いときには素通りしていて、ものが私のツボに入ってしまった。例えば「肥後てまり」。刺繍がとても美しい。これはオランダ刺繍の技術らしく、中はへちまの芯らしい。和洋折衷。竹細工などは、日用品と利用されているものですが、ちょっとブランドとうんちくつけたら、「ジャポニスム」。粋ですよ。
球磨・人吉の工芸品はどうしてあの山奥に京のようなセンスが有るのだろう?と思っていたら、歴史的には平家のものが没落後身を潜め生活をしているなか、京を懐かしんで作ったモノらしい。歴史と一緒に物事をみるというのは、料理の隠し味みたいなもので、引き立てますよね。
最近はこれまでと違った感性が現れたことを、感じるのですが、それは年をとった証拠なんですかね。



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